銅のレーザー加工のこだわり
通常、銅のレーザー加工は断る業者が多いです。
その理由は2つあり、「レーザー反射によって機械が壊れるリスクがある」ことと、「材料がとても高価で失敗すると損害が大きい」ということがあります。
かねよしでは、銅の加工が問題なくできる「ファイバーレーザー加工機(10KWレーザー1台、8KWレーザー2台)」を設備しており、板の厚みも10mmまで加工対応が可能です。
仕上げをキレイにするため、低品質なものになりがちな「フルスピード・フルパワー切断」では無く、出力を少し抑えての切断で、高品質な製品をお届け致します。
銅の加工事例
ご納品までの流れ
短納期!
ローコスト!
1.お見積もり・ご注文
お電話か、当サイトのお問い合せページよりご連絡下さい。
加工内容を確認後、お見積もり・注文手配をさせていただきます。
また、その際に必ずFAXまたはメールにより図面をお送りいただけますようお願い致します。(ラフなマンガ絵をFAXで送っていただいてもOKです。)
※お見積フォーラムで簡単に添付できます
※お電話で口答のみのお見積もり回答はできません
1個から!
小ロットにも
ご対応
2.図面作成〜加工
受注後、頂いた図面を基に、必要があれば加工時の注意点・使用用途などの確認を致します。準備が整い次第、CADで図面を作成し、機械に読み込んで切断加工を行います。
全国発送
承ります!
3.ご納品
製品加工が完了次第、荷崩れが無いようにしっかりと梱包し、出来る限り低コストにて発送を致します。宅配会社はご希望に合わせてお選び頂けますので、お気軽にお申し付け下さい。
鋼材業ひとすじ60年!最新加工設備を取り揃え、
1000社を超える企業様と、継続的なお取引を頂いております。
銅の使用用途
機械部品や建築部品等にレーザー切断加工した銅が使用されています。銅は反射率が高く加工しづらい素材ですが、銅の持つ導電性や熱伝導性の高さと、レーザー切断加工の±0.1mm以下の誤差の寸法精度という精度の高さ、仕上がりの美しさのメリットの融合により、採用範囲の拡大が期待される加工です。
【銅ならではの機能性による様々な用途】
①導電率が高い
電気関係の部品に多数採用。電気自動車・ハイブリット車・新幹線等が代表として挙げられます。
②熱伝導率が高い
鍋等、食材を加熱するような製品に多数採用。
銅の豆知識
銅は紀元前から使用されてきた金属です。
熱伝導性や導電性が高く、現代では伸銅品や電線として通信、電力、自動車、機械、建設等、幅広く利用されています。
生産は、チリが1番で、世界の3分の1の生産量を誇っています。日本はかつて、生産し輸出していましたが、現在は100%輸入に頼っています。
銅鉱山で取った黄銅鉱にコークスや石灰石、ケイ砂を加えて溶融し、鉄分を除きます。そして、それを転炉に入れて、空気を吹き込んで不純物を酸化除去し、粗銅を作ります。
その後、粗銅は電解精錬によって、99.99%以上の純銅に精製され、圧延等の加工を経て、銅製品となります。
代表的な銅
無酸素銅(C1020)
リン、亜鉛、ケイ素、リチウム、カリウムなどの脱酸剤や酸素を含まない、銅の割合が99.96%以上の銅の事です。タフピッチ鋼の長所(電気導電性が良い)、りん脱酸銅の長所(溶接性、水素ぜい化しない)を兼ね備えています。電気用、化学工業用に使われます。
タフピッチ鋼(C1100)
銅の割合が99.90%以上の銅の事です。電気・熱の伝導性に優れ、展延性・絞り加工性良いです。 電気用、ガスケット等に使われます。
りん脱酸銅(C1220)
銅の割合が99.90%で、タフピッチ鋼に比べ、熱の導電率が低い代わりに、硬く、溶接性良いです。そして水素ぜい化を起こしません。ふろがま、湯沸かし器等に使われます。